JX-S1000
水平解像度1000本。
Victor JX-S1000 AV SELECTOR
む。
1000本って、どうやって確認するんだよ。
なんで売り文句がそれなんだ?
それは、それで置いといて。
手持ちのセレクターでは一番のお気に入り。
お気に入りの理由は、民生用として最大級の入出力を備えていてセレクターソース向けに入力が9系統、出力が6系統分用意されている。で、モニターは2系統だ。
背面
多数の機器を所有する人に強い味方なわけだ。
さて入出力の数といった基本は押さえているとして、その他でも特筆的な特徴がある。
まずモニターの出力がメインとサブの2系統で、これが連動ではなく、非連動で使えるので別々のソースを出力することが可能なのだ。
またダビングなど行う際にソースをA,Bの2系統を使うことが可能となっている。
ソニーのマトリックス方式にはかなわないが、切替系統数が少ないのとデザインが気に食わなかったのでさっさと売り払ってしまったという思い出もある。
もちろん、このソースA,Bとモニターの出力のメイン、サブの2系統のどちらに出すかといったところも選択ができる。
もちろん、同じものを選択しても問題ない。
また視認性も抜群でソースA,Bに出力しているソース番号は別々に表示されるといった仕組みもある。
ユーザフレンドリーさ加減はそれだけでない。
モニターのメインでは、セレクターとしてソースを選んでいるものとは別に表示したいソースを選択できるようになっている。
メインでは、という断りをしているのはサブ側はA,Bのどちらかを見るという選択しか出来なかったりするからなんだけども。これだけでも十分贅沢なのに、これ以上はもういいでしょ。
また、これだけの仕様になると操作が面倒なのでは、という気がするところなのだけども、このあたり、考えられているようで、操作性も良く出来ている。
本体のボタン配置と表示パネルの表示位置に相関性が持たせてあったり、ボタンの大きさにも工夫がある。
通常のセレクトでは使わないボタンはパネルの下に隠してある。
もちろん、その使わないからといってまとめて追いやったというのではなく、いざ使うという時に便利な配置になっている。
実のところ隠す必要がないような気もしないでもないんだけども…
もちろん、2台になってもリモコンにもA,Bの2系統あるので混動したりもしない。
ただこのセレクターにはある種の問題がある。
仕様が古いのだ。
映像入力としてコンポジットのRCA端子かS端子、音声はL/RのRCAピンジャックしかない。
最近のDだとかコンポーネントだとか、光で6chとかいうようなものには一切、対応していない、というよりも、知らんといった風でもある。
実際のところ、これらの端子の切替が出来ないのは痛いところなのだけども、実は切り離して考えることが出来るので構わない。
なぜなら、上記の端子を持つ機器らはもっぱら、出力のみで、それらの端子形状を持つ入力機器は、アンプかモニターそのものというところなので、それらの入出力がいっぱいあったとしても意味を為しそうにもない。
ただ将来的には、このセレクターの上位版を発売する気があるならそのあたり考えておいて欲しい、とは思う。
補足として、このセレクタにはコンポジットの映像とセパレートの映像を混合、分離する機能が搭載されている。
なので、RCAピン端子で接続した機器とS端子で接続した機器同士でも映像を送り合うことが可能なのだ。
実際のところ、これを気にするような場面はそうそう無い筈なんだけども、ある程度のレベルになると、ちょっとした場面で苦労することがあったり、なかったりとか。
なので、実は、これも重宝する機能の一つだ。
ただ、どうせなら20台くらいセレクト出来るモノがあってもいいんぢゃないかと思ったりもするんだけども、どう?
関連URL:ビクタープレスリリース…情報が無いよ…
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…なんか足りないような気もする…